「RYLAセミナー参加報告」(2020/11/19)
RYLA学友 吉澤竜哉さん(紹介 岩井会員)
【研 修に行くきっかけ】
この度は、RYLAへ推薦していただき、ありがとうございました。 私は、入社した当時は、ロータリークラブのことは知らず、朝礼の時に社長がお話しされていた内容程度の知識しかありませんでした。 研修には社長から声をかけていただき、参加させていただくことになりました。研修前に、さすがに事前に知識があった方がいいと思い、ロータリークラブのことや、どんな活動をしているのかを調べてから参加させていただきました。 研修に参加するにあたって、今年で30歳を迎えるので、自分にとっての人生の転機になればと考えて、参加しました。
【研修1日目】
研修先に到着、到着したときは晴れて天気に歓迎されている気分になりました。
*開講式、班分け
いよいよ、研修の日程が本格的にスタートする中、右も左も知らない人ばかりで、少し不安に思ったのを覚えています。もともと、人見知りなので、積極的に話すことは、しませんでした。 これだけ、初対面の人たちに囲まれる機会はそうないので私自身の人との付き合い方やコミュニケーションの取り方について再考するキッカケになりました。
*第一講義~ロータリーについて~ 講師:嶋村文男氏
事前の予習や移動中のバス内でも紹介の映像を見せていただいたので、ロータリークラブについては、スムーズに受け入れることができました。具体的に、嶋村さんの活動や内容をみて、ロータリークラブは、地域だけに縛られない様々な活動をしていることが、分かりました。これまで、自分が知らないだけで、自分の周りで様々な活動を行っている方がいるのだと知り、自身の見識の狭さや知る努力がまだまだ必要なのだと思います。生涯学習という言葉がありますが、まさに生きていく限りは新しい知識がまだまだ必要になると思いました。
*レクリエーション~自己紹介等~ RYLA学友
当日に初めて会った人たちしかいない中で、お互いに自己紹介を行いながら、レクリエーションを行いました。私は、仕事以外では人見知りをするタイプなので、初対面の人たちに数多く囲まれるという、なかなかできない体験をしたことで、少し人見知りも改善できたかと思います。中でも、班の中にセネガル出身方がおり、文化や宗教の違いで、これまでにない経験ができました。
*第二講義~碧い国の繁栄のヒミツ~講師:賀数仁然氏 学校の歴史の授業では知ることのない、沖縄の歴史を講義で教えていただきました。沖縄の人のルーツや琉球王国の興亡については、日本史・世界史でも勉強する機会がなくとても興味深かったです。講師の賀数先生の私たちに伝えたいという思いがお話から伝わってきて時間に収まりきらない程の内容を教えていただきました。今後、時間を作って、沖縄の歴史について、勉強してみたいと思いました。
*歓迎夕食会~他己紹介、アイスブレイク~
1日目の最終日程として、歓迎会を開いて頂きました。これまでより、ゆっくり話が出来て班のメンバーとの距離が縮まったと思います。また、ほかの班のメンバーについても他己紹介で紹介していたことを聞いて、研修に参加していた方たちのことも知ることができました。
【研修2日目】
*朝の体操~ヨガレッスン~
1月の沖縄は6時でもまだ暗かったです。朝のヨガを始めるころは、まだ寒かったですが、ヨガが終わるころには、明るく 暖かくなり始めました。近くに漁港やキャンプ場があり、朝からにぎやかな場所でした。
*第三講義~なぜ、少年院で人生が変わるのか?~講師:武藤杜夫氏
第三講義は、沖縄の子供たちの現状についてのお話を武藤先生よりしていただきました。武藤先生の実体験からくる子供たちの現状やこれからの活動についてお話をしていただきました。中でも、今の日本こどもみらい支援機構での活動のお話はとても興味深かったです。2月にフジテレビ系列の日曜THEリアルという番組にも出られていたので、ご存じの方も いるかもしれません。ほかにも、全国での講演会や各種SNSでも幅広く活動をされているので、ご興味の方は調べてみてください。
*思索の時間~施設内で一人の時間を作って、これまでの自分を振り返る~
これまでの講義や活動を踏まえて、自身のこれまでの人生を振り返る時間を頂きました。普段、仕事をしていたり、家庭があると、なかなか一人の時間がないので、久しぶりに一人で、ゆっくりと考え事ができたと思います。講義を振り返ったうえで、振り返りの時間があり、有意義に時間を使えました。私生活や仕事の整理や考え事の時の為に普段から、一人の時間を少し作っていこうと思いました。
*フォーラムテーマの発表~班内バズセッション~
研修の中でも一番時間が足りなかったのが、各班ごとの発表です。内容は、 「サザエさんはなぜ支持されるのか?」サザエさんから読み取れる、人間関係に必要なこと~について考え、各班ごとで意見をまとめて発表をすることです。これまでいた環境の全く違う9人の意見をまとめるのも大変でしたが、何よりも発表の準備にとても時間を使いました。中でも、セネガル出身のムサさんは、サザエさんを見たことがないので、サザエさんの説明からすることになったことを覚えています。
*発表準備
午後から始めた、発表の準備は、各メンバーの意見の集約、まとめとともに、共通の見解を出さなければ、ならず難航しました。 先述の通り、サザエさんを知らないメンバーもいて発表の意見のまとめは、深夜までかかりました。深夜まで、頭を使ったのは、久しぶりで、普段の生活以上に疲れました。
【研修3日目】
*朝の散歩
深夜まで頭を使っていたので、朝から、きれいな景色を見て、 体を動かすとリフレッシュできました。散歩をしながらも発表の準備で、意見交換をしていました。意見交換をすれば、するほど、時間が足りなく感じてくる不思議な感覚になって、普段の自分からは想像できないくらいに、夢中で話をしていました。
*発表準備
発表までの時間は、あっという間で、メンバー全員で協力して、準備をしました。去年の流行語を引用すると、「ONE TEAM」になっていたと思います。できれば、もう少しこのメンバーでディスカッションをしていたい名残惜しい気持ちになっていました。
*発表
実際に、まとめた意見を発表すると、持ち時間の10分では、とても足りず、約10時間の話し合いの時間に比例して、内容のまとめが難しいことを実感しました。発表を終えて、達成感というよりは、安堵の方が大きかったです。次回、話し合いの機会があれば、もう少し上手くできるように努力していきたいです。
*まとめ、閉講式
発表のまとめと総評を頂き、研修の閉講式にて、修了証を頂きました。研修を通して、終始、人との関わり方について考えさせられた研修だったと思います。人との関わり方、接し方や自分自身との 関わり方、ルーツについて今までより深く考えた3日間でした。濃い3日間を一緒に過ごしたメンバーとはいまだに、連絡を取っています。次回、交流会で会えるのを楽しみにしています。
【研修に参加して】
最後になりましたが、3日間の研修に参加させていただき、約10カ月が経過し、自身が変わったという実感が少しづつ出てきました。特に、人との関わり方や、自分自身との関わり方に関しては、少し考え方が変わりつつあると思います。私生活でも娘が生まれ、様々な変化のある年となりました。私生活では相変わらずの、人見知りを発揮しますが、以前ほどではありません。知らない事を知りたいという欲求や興味・関心は以前に増してあります。知らない事や分からないことは、恥ではありません。知らないというだけで、これから知っていけばいいだけなので。何歳になっても、分からないことは、数多くあり、限りある人生の中で、すべての知識を知ることはできないでしょう。ですが、知る・学ぶ努力だけは、生涯を通してしていくことができます。研修を通して、これまで触れたことのない未知に触れ、学ぶこと・学び続けることの大切さを再認識しました。今後の人生の中で、知る努力・学び続けることを意識して過ごしていきます。3日間、研修に参加させていただき、ありがとうございました。