活動報告

私たち東京武蔵野中央ロータリークラブは、さまざまな職業のメンバーが
その経験と知識を生かして社会奉仕活動や人道的活動に取り組んでいます。

「会員卓話~ 武部 啓先生」(2022/1/20)

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萩野 紘一会員


当クラブにはかつて「天の声」が存在していました。それは昭和58年12月1日の創立総会も無事に終わり、翌昭和59年3月29日(木)の認証状伝達式に向けて全会員がその準備に入った時期でした。全会員が認証状伝達式の各実行委員会に所属すすることが決定し、実行委員長田村精規氏、副委員長今井信之氏、同じく三宅哲夫氏とともに何と私が副委員長に指名されました。私は職業柄この時期は最繁忙期と重なる為に、とてもお引き受けできない事情を説明し辞退を強く申し出ました。    

しかし武部初代会長は「事情は夫々あると思いますが、これを天の声と思い引き受けてもらいたい」と静かにして、而もとても威厳のある言葉を発せられました。私は先生の重みのある一言に思わず「お引き受けいたします」と心ならずも引き受けてしまいました。当時先生は74歳でしたが、流石にアジア大学の学長を務められている方だと痛感いたしました。

爾来、当クラブでは「天の声」の一言は、クラブのロータリアンは平等に行動する習慣が着きました。しかしながら38年の歳月とともに現在は、天の声そのものがよどみに浮かぶ泡沫のようであります。

私は、東京武蔵野中央ロータリークラブ創業時の全会員一致協力体制が非常に懐かしく思います。今後当クラブが再び活気のあるにクラブ(川村会長方針のベテラン会員と新入会員との融和)にするためには、天の声を尊重し全会員で会員増強(常時42名位)を推進し、今以上に活気あるクラブにしたいと思っています。